子供の頃から、木やらアルミやら時には鉄やらに穴をあけていますが、なんでこんなに上達しないんでしょう。穴あけ三年柿八年というかは知りませんけど(言わんだろ!)、年に平均100個の穴をあけたとして、50年で5,000個もの穴をあけていることになるんですが、思ったように穴があく事なんて、10回に1回くらいの割合です。1割打者じゃ3軍にもいられませんね。
まず、けがきでズレます。
そして、ポンチでズレます。
それから、ドリルでズレます。
トリプルパンチですね。
写真のけがきとポンチはそこそこいい感じに打ててますが、そこはそれ、ブログに上げる写真なので、うまくいったのを載せているわけです。10ヶ所ポンチを打てば、1~2ヶ所は微妙にズレて、穴あけの際に手ごころ真心を加えて穴をあける羽目になります。
穴あけも、特に小径のドリルはなかなか上手に研げないこともあって、ボール盤で部材もしっかり固定してあげないとズレます。よほど穴位置が厳密なものでなければ、手で押さえてボール盤、または、手持ちのドリルであけることになりますから、ポンチを打つのはただの気休め、けがき線を睨みながらドリルにまごころ(傾けたり、少しずつ位置をズラしたり)を加えてあけるのが当たり前で、ポンチなんて要らないんじゃないの?とさえ思ったりしています…(笑)
因みに、4mmφのドリルの刃先のアップ、意を決してアップしてみます。
ざっくり見ると上手く研げているようですが、左右の刃先の角度と長さが明らかに違ってますね。これじゃ、ポンチの位置に穴があくわけありませんし、左右の切り込み量がこれだけ違えば、ブルブル震えて真っ直ぐ入らないこと請け合いです…。
まだ、このドリルでは穴をあけてないのですが、そこそこ上手く研げてると思っていたので写真を撮ってみたらこのザマ。やり直しです…。
このサイズのドリルだと、普通のグラインダーでは威力がありすぎて、あーでもない、こーでもないをしているうちに、どんどん短くなってしまうので、小径のドリル用に、小型のリューターに目の細かいダイヤモンド砥石を咥えて研ぐか、おもちゃのような小さなグラインダーを買うか、ちゃんとしたドリル研磨機を買うか(ピンキリで贅沢言うとものすごく高価になりますが)、色々と考えているところですが、費用対効果で考えると、おもちゃの2,000~3,000円の小型グラインダーでもコストオーバーになりますから、既に手元にある小型リューターと円形ダイヤモンド砥石の組み合わせになりそうです。
リューターをシャコ万で固定する方法でも良いのですが、それじゃブログ記事にならないので、ちょっと、ドリル研ぎに特化した治具を考えてみようと思います。(3Dプリンタで在庫のフィラメントを使えばコストパフォーマンスはほぼ無限大になりますので)
ということで、近いうちに、そんな記事も上げたいと思いますので、どうぞお楽しみに!