加湿器も当然手作りです

その他

冬は空気が乾燥してくるので、色んなところで「パチッ」となります。
何かを触れた時にパチッと火花が散って痛いのも嫌ですが、大切な電子部品や装置を壊してしまうパワーを持っているのが一番困ります。

アースを取ったり、導電性のマットを敷いたり、事務所内のカーペットに帯電防止材を塗ったりと、色々と対策はしていますが、やはり、室内の湿度を高くするのが一番効果があるようで、写真の加湿器の出番となります。

写真を見ていただければ分かる通り、やっつけで作った感満載の加湿器の出番です。

ちなみに、超音波式は、効率は非常に良いのでしょうが、どんなに綺麗な水(普通に手に入れられる範囲ですが)を入れても装置の中や基板類の表面に白い粉が付いてしまうので、製品への影響を考慮してアウトになり、その後、熱で気化させるタイプの装置も何年か使っていましたが、事務所は10〜15坪程度の広さですが、この面積を加湿できる装置は、とにかく大飯食らいで、毎月の電気代が目の玉が飛び出るほどになったので、ヒーターユニットの交換が必要になったタイミングで使用を断念しました。

そして、自然気化式に狙いを定めます。
過剰な加湿もなくて電気代もほとんどゼロと、良いことずくめなのですが、ある程度の広さを加湿しようとすると、加湿器本体の価格が結構な金額になるのです。

それならば、ということで作りました。
たまたま手許にあった「生野菜の水切り器」を加工して作っています。(なぜ生野菜の水切り器があったのかは内緒です)

外側のケースにあけた穴から入った空気が、毛細管現象によって湿ったフィルターを抜けて加湿され、ファンで上に出て行く簡単な仕組みです。

フィルターは、色々と試してみたのですが、なかなか手強くて、最終的に、某有名メーカーの加湿器で使用しているフィルターをそのまま使っています。また、ファンは、手っ取り早く回転数が調節できるようにしたかったので、市販のUSBファンを取り付けています。

フィルター以外は、全部、社内の在庫品を使っていますので、掛かったコストは数千円。
本当は、フィルターが水に浸かっている部分を極力少なくして、空気が通る面積を大きくするべきなのでしょうが、これでも十分実用になっています。

あ、またオチがない…。
でも、手(拍手)は貰えそうです。

パチパチパチ・・・(静電気)